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気学は言わば方位学のようなもの

気学

気学というと漢字からは運気とか、気の流れとかいったイメージが浮かびますが方位についての考え方です。方位と言えば東西南北です。北西もあれば南東もあります。

地図を見ると上が北、下が南、右が東で左が西ですね。平面的な地図を見ればそのように見えます。次に地球儀をお持ちの方はそれを眺めてみてください。上が北で下が南、、、同じようになっていますね。そして、東京から那覇を見てみるとどうですか?方位は南西ということになりますね。単純に南西と言いましても、平らな地図で見る南西と、地球儀でみる南西は少し違います。それは、東京から那覇までを地球儀の上をなぞるように糸を引っ張ってみてください。

その線を、地図と合わせてみると全く違うところを通っているのがわかりますか?
そうです、「地球は丸い」です。立体的な球面ですので、実際は平面ではありません。但し、近くの方位を見る場合は、地球の丸みを考慮するに至らないほどの誤差であったりする場合も、距離によってはあります。
こうして方位を見るにも、単純に平面で線を引くだけでは方位の分かれ目の微妙な場所を見る場合には間違うことがあるということが注意点となります。

次に方位を考えるに際して、そもそも我々人間が方位の影響を受けるという事は、地球が持っている磁場の影響も併せて考えなくてはなりません。大きな地球が小さな人間に与える磁場は非常に大きいものです。
地球がもつ固有の磁場は地磁気と呼ばれます。地磁気の99%は地球内部を起源とする主磁場で構成されていますが、主磁場は数年から数百年の時間単位で変化しています。また、地球の極(北極点南極点)と地磁気の極は一致しないため、地図の北と方位磁石が指す北(磁北)は場所によって大きく変わります。磁北が真北より東側にある場合を東偏、西側にある場合を西偏と呼び、現在日本では南鳥島(偏角0度)を除く全ての地域で西偏となっています。

 地球が磁石の性質をもっているおかげで、私たちは方位磁石を使って方角を知ることができます。しかし、実は方位磁石が示す北(磁北)は地図の北からずれており、しかもそのずれ(偏角と呼びます)は場所や時間によって変わります。例えば、札幌では磁北の向きが地図の北よりも約9度西にずれますが、那覇ではそのずれは約5度になります。
方位を考えるときは、自分の居る位置の偏角を考慮する必要があり、それを組み込んで考えると正確な方位を導くことが可能です。

良い方位、悪い方位はその人それぞれによって異なります。Aさんにとっては、吉方位であるがBさんにとっては凶方位であるというようにです。それは、人それぞれによって生まれ(持っている性質)が違うからです。例えば昭和38年生まれの方は1白水星であるけれども、翌年の昭和39年生まれの方は2黒土星であるという風に、全く持っている性質が異なります。従って、同じ方向でも受ける影響が全く異なるのです。

方位には年盤・月盤・日盤があります。時盤もありますが、時盤のような細かいリニアな影響を見るには、また別の鬼門敦煌などを使ったりするのですが、このサイトでは扱わず、直接的にもっと大きな影響を長期にわたり受けることになる、年盤・月盤・日盤で運命を鑑定するとともに、吉方位を取っていくのが、この私たちの方法です。

まず年盤について:年盤は影響は瞬時に出てくるものではありませんが、長期にわたり、じわじわと影響を受けるという長い期間での視点で見るものです。年盤だけを見ればいいというものではないですが、大きくて動かすことが難しい出来事や買い物・・・ 例えば土地を買う。例えば結婚。こういうものが代表的なものです。おおよそ6年間くらいは影響を受けます。良いタイミングでお嫁に行った、と、いいタイミングでお嫁に行った、、、では生活が違うかもしれませんね。

次に月盤です。大体2-3ヶ月から半年くらいまでの期間に影響を与えることが多い部分になります。例えば1週間くらいの遠方の海外旅行に行ったり、一時的な転勤であったりの行動が当てはまってきます。月盤の良方位を半年に一度くらいの頻度で意識的に取っていると、普段からいい気が巡っているように感じられます。

次は日盤です。日盤は長期的には影響を受けることは少なく、どちらかと言いますと即効性の方位です。1,2週間程度の効果と考えておけば良いでしょう。

従って、年盤、日盤、時盤をすべて合わせて吉方位を取るように日々動けば、良い波動を受けること間違いないでしょう。しかし・・・毎日毎日、そんなことはできませんし、全てが揃う日は1年に1度か2度程度あるかないかです。この考え方はお水取りをすれば良いという結論に至りますので、お水取りのカテゴリーをご覧ください。

話を戻しまして、自分と相性の良い運気の波動を、良いタイミングで取るように心がけましょう。数字にはそれぞれ持った意味があります。闇雲にいい方位を取るのではなく、利用したい目的の方位に向かって良いタイミングで移動を試みるということが重要です。

それぞれの数字の意味については続きをご覧ください・・・(数字の意味-気学偏)に続く