気学では基本的には9つの数字を扱います。それぞれの数字には以下のような意味が含まれています。
1、万物の基本の数字で最大の吉の数字です。力が強いため、並みの方には力が余りすぎるきらいはありますが、それをも越えて大成功を遂げ、健全、幸福、名誉、そして福を得ることができ、晩年最後まで安泰な誘導があります。
2、もはや混沌とした暗黒の定まらない数字で最大の凶悪の意味を持ちます。自立力に乏しく、物事がうまく進まず社会的、自己内面的にも波乱を免れず、常に不安や動揺に苦しみ、そしては病気や不遇、遭難などの暗示があります。他の凶数字と合わされば、時には短命に終わることもあり、そうでなくても破滅の兆候がとても強く、志は達成せず一生辛苦が絶えることがない数字です。
3、陰と陽の二つの意味を併せ持つ数字で、万物を形作る意味をも含む吉凶と福の現れる数字です。何事にも成功し発達する誘導があり、知能は冴え明るく快活で棟梁運を持ち合わせます。幸福で名声、名誉、希望、利益ともに自然に発達し大事業を達せしめる誘導があります。
4、破壊、不具合、不完全、滅亡の意味を持つ数字です。物事が順調に進まず、独立力に欠け、辛いことや困難が度々重なり、その結果、発狂や短命そして変死などの運勢の数字ですが、他の数字との配合具合により、その効果はたちまちのうちに現れ破滅を免れることができません。世に不要の存在となってしまうきらいのある暗示があります。
5、陰と陽が交わりあい、完璧に和合しており、偉大な成功運の数字です。精神は研ぎ澄まされ、体は健康で長寿で富に繁栄したり、見本となる人間像であったりします。家を出て大きく成功したり、途絶えかけた家筋を再興するか、名を上げ名誉を受け金銭にも恵まれ美しく円満な繁栄の誘導があります。
6、天からの恵みを受け、裕福な生まれであることが多い数字。家勢は盛大で大衆が集まり吉運の数字です。しかしながら、満ちることの次は欠けるという暗示があり、下り坂の意味合いをも抱合します。有終の美を飾るという感があり、しかし哀愁とともに次第に弱っていく。しかしながら、終生の安泰は得ることのできる吉数。
7、単独心が強く、権威をもって強く物事を進めます、しかしそれがために強情すぎ、内外との和を保てず不和を起こすこともあり。志強く、才能もあり万難を排して成功する素養はある。従って、器を大きくすることに気持ちを注ぎ、徳を積んで事にあたれば成功する。但し、女子には男性的すぎる数字なので努めて温厚和順を心がけるが良い。
8、一度持った志は完遂する硬さを持っています。様々な難局を乗り越え目的を達成し、名誉実利を忍耐を克服し勝ち取ります。しかしながら、他の位置の数字とのバランスによっては遭難の運をもはらんでいます。
9、空(からっぽ)を意味する数字です。利は去り悲痛、短命、逆境など惨憺たる悲運を暗示しています。子供の頃に親と別れるか困難に合うか、または病弱、貧困、災害等のあう恐れがあります。身内の孤独、遭難などがあり顕著なものは、短命、刑罰を受けるなど災いの多い数字です。人格にこの数字がある場合は一生の最大凶運となります。
ここでは1から9までの数字の簡単な誘導の意味を書きましたが、数字は81までの意味があります。単純に主格にこの数字がきているので、こういう人生だ、という風には判断ができず、様々な位置とのバランスや配置などを総合的に組み合わせて分析していきます。