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不平等な「産まれ」について

宿命について

地球上のすべての人間は誰一人として全く同じ環境・状況で産まれてくる人は居ません。私たち日本人は、今ある世界の国々の中では恵まれた環境にあるということは疑う余地はありません。一人の指導者によって自由を極端に制限されている北朝鮮、国内の内戦で沢山の死者が出ているシリア、病気や飢餓などで危険な状態のコンゴなど、挙げればきりがありません。


また、国内に目を向けてみると、人口が集中する関東地方に産まれた人と、田舎の島の漁師町に産まれたてきた方では基本的な社会インフラや経済水準が、生を受けた時点から異なります。さらにマクロに見てみると、同じ市町村で産まれても学区の線引きにより、教育水準と道徳水準が高くて人気の小学校に就学できる人と、そうではない学校に行くことになる人では、状況がすでに違います。

そうなんです。「人みな産まれは不平等なもの」なのです。これが、自然の摂理=宿命なのですね。ですので、「何故あの人だけ有利なんだろう・・・」とか「何故私だけが不遇なんだろう・・・」といった事を考える事は意味を成しません。だって、自分が不遇だと思う人も、前段の環境の悪い国に産まれた人たちより、ずっとずっと幸せなんですから。

肝心なのは、心の持ち方、考え方なのです